公益財団法人三島海雲記念財団
Mishima Kaiun Memorial Foundation
昭和37年
(1962)
6.14
財団法人三島海雲記念財団発会式を開催(出席者:三島海雲、山田三良、天野貞祐、川西実三、栗田淳一、坂口謹一郎、吉川幸次郎、向井忠晴、中山仙造、中道健太郎)
7.7
財団法人三島海雲記念財団設立趣意書策定
自然科学特に食料品の研究と人文科学の研究を助成し、その研究成果を応用して人類の福祉に寄与することを設立の趣意とする。
11.29
「財団法人三島海雲記念財団」設立申請書の提出(文部大臣宛)〈出捐者:三島海雲〉
12.24
「財団法人三島海雲記念財団」の設立許可(文部大臣より)
所在地: 東京都渋谷区恵比寿南1丁目9番地(カルピス食品工業本社内)
組織と役員等構成:評議員17名、理事8名、監事2名
当初資産:3億252万円
12.25
財団設立登記
昭和38年
(1963)
2.8
第1回理事会・評議員会開催
理事会会長三島海雲(カルピス食品工業社長)、評議員会長石井光次郎(衆議院議員)を選任
選任選考委員に、天野貞祐(選考委員長)、栗田淳一、坂口謹一郎、三島克騰、吉川幸次郎、飯塚廣を選任、委嘱
2.20
第1回寄附行為(機関援助並びに研究奨励金)の公募開始(応募 64件)
7.26
第1回機関援助並びに研究奨励金贈呈式
採択件数 3件
人文科学部門 1件【機関援助】
自然科学部門 2件【研究奨励金】
昭和39年
(1964)
2.19
三島研究奨励金(学術に関する者に限る)として交付する金品が所得税非課税指定となる(大蔵省告示第33号)。
7.9
第5回理事会・評議員会開催
選考委員に、新たに湯川秀樹(京都大学教授)、櫻井芳人(東京大学教授)を選任、委嘱
8.24
第1回寄附行為(機関援助)による「京都大学付属施設 羽田記念館(内陸アジア研究施設)」の着工、昭和41(1966)年に完成
昭和40年
(1965)
3.26
カルピス社は、東洋史碩学の著書を「カルピス文化叢書」(全5冊)として、田村実造(京都大学教授)の指導のもと、カルピス社から刊行することを決定(発行者:三島海雲)。編纂刊行の実務は財団事務局長井村重帯が担当した。
7.13
財団事務所移転:東京都渋谷区恵比寿西2丁目20番地へ(カルピス社新社屋内)(9.16 変更許可)
10.26
「中国人民革命史論」(矢野仁一著)は、当初の「カルピス文化叢書」とは別に刊行することとした(発行者:三島海雲)。
昭和41年
(1966)
1.23
三島海雲は『仏教聖典』編纂を決意する。
編纂すべてを山口益(大谷大学名誉教授)に依頼。計13名の学者が参画した。
4.13
羽田記念館(内陸アジア研究施設、現ユーラシア文化研究センター)竣工
昭和42年
(1967)
6.23
選考委員会は、国立栄養研究所の「日光浴の学術的研究」を機関援助として採択(1,000万円を寄付)。同研究所は「日光浴研究委員会」を設立し、日光浴の基礎的医学的な研究を行った。
昭和43年
(1968)
6.20
理事会・評議員会の決定により、京都大学と財団法人東洋文庫が招聘するフランス大学教授シュタイン(チベット学)の海外講師の招聘事業を支援
昭和44年
(1969)
6.5
文部大臣より当財団が所得税法施行令第215条及び法人税法施行令第77条の「試験研究法人」(特定公益増進法人)として認定される。(以降2年ごとに更新、昭和56(1981)年まで更新継続)
昭和47年
(1972)
12.3
仏教聖典の編纂が終了(所要年数 7年)
聖典刊行事業費として、三島海雲からの株式1万株の寄付を充当
昭和48年
(1973)
6.14
第33回理事会・評議員会において、選考委員長天野貞祐の退任に伴い坂口謹一郎(東京大学教授)を委員長に選任
昭和49年
(1974)
7.7
仏教聖典刊行(発行部数7,400部、公共機関への寄贈並びに市販)
12.28
会長三島海雲永眠(享年96歳)
昭和50年
(1975)
2.7
第38回理事会・評議員会において、理事会会長三島海雲の逝去に伴い川西実三(赤十字社社長)を会長に選任
昭和51年
(1976)
12.8
第43回理事会・評議員会において、理事改選に伴い、中道健太郎(カルピス食品工業株式会社社長)を理事会会長に選任
昭和56年
(1981)
9.8
選考委員湯川秀樹氏逝去
12.9
第58回理事会・評議員会において、評議員会長石井光次郎の逝去に伴い、田村実造(京都大学名誉教授)が会長に就任
昭和57年
(1982)
6.1
理事会・評議員会において、早石修(京都大学医学部長)を選考委員に選任、委嘱
12.3
第61回理事会・評議員会において、理事会会長中道健太郎の任期満了に伴い、横山淑夫(カルピス株式会社社長)を会長に選任
昭和59年
(1984)
2.8
理事会・評議員会において、財務状況が厳しいため、贈呈式を中止することとした。(翌年も継続)
昭和61年
(1986)
6.20
贈呈式を再開
8.16
仏教聖典改訂版として「仏教用語解説」を別冊付録として添付し発刊
平成4年
(1992)
3.6
財務状況改善のため、運用資産として保有カルピス社株式15万株売却することを決定し、贈呈式も中止を決定。(以降平成12(2000)年まで贈呈式を中止)
平成7年
(1995)
7.27
カルピス社株式15万株買い戻し
平成8年
(1996)
11.29
第103回理事会・評議員会において、評議員会長田村実造の辞任に伴い、大隈信幸(早稲田高等学校理事長)が会長に就任
12.19
「公益法人の設立許可及び指導監督基準の運用指針」が施行され、財団法人への規正の強化・変更がなされた。
平成13年
(2001)
11.29
第118回理事会・評議員会
理事会会長横山淑夫の任期満了に伴い、小林公生(カルピス株式会社会長)が会長に就任
評議員定数、役員任期及び理事会会長の理事長への呼称変更などを承認
平成14年
(2002)
1.28
寄附行為の一部変更案主務官庁(文部科学省)より認可
9.16
平成8年度「公益法人の設立許可及び指導監督基準の運用指針」に基づき、「寄附行為」の大幅な変更を行った。
①財団代表者呼称を「会長」から理事長に変更、②役員任期の変更、③表現の簡素化及び用語の統一
11.29
機関助成の実績が少ないことから、助成金の種類を学術研究奨励金に統一することにした。
平成15年
(2003)
11.18
第124回理事会・評議員会
評議員会長大隈信幸の任期満了に伴い、竺沙雅章(京都大学教授)を会長に選任
名誉理事、名誉評議員の役職設置並びに選考委員の名称を学術委員に変更
平成16年
(2004)
1.10
ホームページの開設
1.10
若手研究者の育成を目的に、大学院博士課程〈後期〉奨学金制度を創設し応募を開始
平成18年
(2006)
12.21
基本財産三島食品工業株式売却
平成19年
(2007)
4.5
特定資産パンピー食品株式会社の株式売却承認
7.22
三島海雲生誕130周年記念事業としてカルピス社と共同で、「世界の発酵乳調査・研究」企画・実施
キルギス共和国で現地調査(学術委員高野俊明を団長として計9名)、論文公募、研究成果図書出版等の実施
7.23
第143回理事会・評議員会
味の素社の「株式交換」によるカルピス社の完全子会社化に関する対応について審議
健全な経営体制維持のため、「資産管理委員会」を設置
10.1
カルピス社の味の素社の完全子会社化に伴い、財団保有カルピス社株式を味の素株式に名義変更
10.29
財団顧問として第145回理事会・評議員会で、公益法人協会理事長の太田達男が就任
11.20
第146回理事会・評議員会において、評議員会長竺沙雅章の任期満了に伴い、石毛直道(元民族博物館館長)を選任
11.20
会計報告については平成16年改正会計基準を採用し、投資有価証券等については時価法を採用
平成20年
(2008)
7.7
第150回理事会において、理事長小林公生の辞任に伴い、今関博(元カルピス株式会社副社長)が就任
7.7
記念事業「世界の発酵乳」調査・研究報告会を贈呈式に併せ実施
「世界の発酵乳」公募論文受賞発表 2名
記念講演会「中央アジアの乳食文化」国立民族学博物館教授 小長谷有紀
記念事業図書「発酵乳の文化・生理機能『世界の発酵乳』」を出版(発行部数3,000部)
平成21年
(2009)
3.19
平成24年度の財団設立50周年記念事業の実施と実行委員会設置の決定
11.13
平成20年12月「公益法人制度改革関連3法案」施行に伴い、本財団も公益法人移行への基本方針を決定し、移行に向け本格的な取組みを開始
平成22年
(2010)
1.22
主務官庁(文部科学省)より公益財団法人移行後の「最初の評議員」の選任方法が認可
2.5
上記選任方法に基づき、移行後「最初の評議員」として現評議員の9名及び新任の2名を選任
3.15
公益財団法人移行後の新定款案及び諸規定類改訂の承認(停止条件付)
8.31
公益財団法人移行認定委員会へ移行認定申請書を内閣府認定委員会に提出(内閣総理大臣宛)
11.12
財団設立50周年を機に「三島海雲賞」(褒賞)の創設を決定し、併せて大学院博士課程〈後期〉奨学金制度を学術研究奨励金に集約し、平成23年以降は新規採用中止を決定
12.22
内閣総理大臣から公益財団法人として移行認定書の交付
平成23年
(2011)
1.4
公益財団法人三島海雲記念財団として登記、公益財団法人として事業活動を開始
3.1
第1回理事会(移行認定後)を開催
新定款に基づき、名誉理事の名称を名誉顧問に変更し、旧法人4人の名誉理事の再任承認
3.31
3月11日の東日本大震災の被災者の方々に義援金・救援金を拠出。拠出金額計3,720,000円
4.27
第1回評議員会を開催
移行後の評議員会会長に石毛直道、副会長に寺田牧子が就任
理事全員の任期満了に伴い、新定款の定めにより評議員会で理事を選任
4.27
第2回理事会において、理事長に今関博(代表理事)、副理事長に上野川修一、常務理事(業務執行理事)に中村長松を選任
6.20
「第1回三島海雲学術賞」候補者の推薦を、関連する学会に依頼(推薦応募期間 8月1日~30日)
10.12
学術研究奨励金の応募要項に、若手研究者および女性研究者の積極的応募を期待します、と明記することを、学術委員会で決定
平成24年
(2012)
2.1
「第1回三島海雲学術賞」(自然科学部門)の最終選考委員会で2名を選出
2.3
「第1回三島海雲学術賞」(人文科学部門)の最終選考委員会で学術賞1名、学術特別賞1名を選出
3.15
第5回理事会で「第1回三島海雲学術賞」受賞者を承認
7.5
財団設立五十周年記念式典 第1回三島海雲学術賞・第50回学術研究奨励金贈呈式並びに受賞講演会を東京會舘で実施
10.1
味の素社がカルピス社株式をアサヒグループホールディングス社に売却
11.16
平成25年度より、大学院博士課程奨学金を廃止することを理事会にて決定
平成25年
(2013)
3.19
当財団の学術支援事業において、自然科学と人文科学の両部門の研究支援を行っていることから、両部門の事業運営において、理事長の補佐及び代行を要する状況に備え、副理事長を2名以内置くことができる旨、評議員会で決定
11.19
東京大学大学院 村松真理子准教授(イタリア文学専攻)の研究課程で、三島海雲の直筆書簡がイタリアで発見された。当該研究の一環として開催する展覧会「ダンヌンツィオに夢中だった頃」に研究助成を理事会にて決定
平成26年
(2014)
12.3
平成27年度より、新規事業として学術研究奨励金に「共同研究奨励金」の追加を理事会にて決定
平成27年
(2015)
11.6
事業プログラムの追加に伴い自然科学部門、人文科学部門をそれぞれ独立した部門別委員会とし、それぞれに委員長を置くことを理事会にて決定
平成28年
(2016)
1.1
アサヒ飲料社とカルピス社が経営統合
1.20
財団所在地を東京都渋谷区広尾1-6-10ジラッファビル4階に移転
2.22
マイナンバー制度施行に関し、関連法に基づき、特定個人情報取扱規則を制定
4.25
熊本地震義援金・支援金1,500,000円の拠出を理事会にて決定
10.18
共同研究奨励金受贈者を招いて、第一回共同研究報告・交流会を開催(自然科学部門)
11.7
財団事務所に三島海雲翁関連資料の展示小スペースを開設
11.14
共同研究奨励金受贈者を招いて、第一回共同研究報告・交流会を開催(人文科学部門)
11.15
平成29年度より、新たに公益目的事業(個別事業)として、学術活動支援事業を制定することを理事会にて決定
平成30年
(2018)
8.20
西日本豪雨災害支援金1,500,000円の拠出を理事会にて決定
平成31年
(2019)
2.22
アサヒ飲料からの申し入れにより、三島海雲顕彰碑を譲受することを理事会にて決定
令和2年
(2020)
7.10
新型コロナ感染症拡大予防のため贈呈式を中止
令和3年
(2021)
7.7
新型コロナ感染症拡大予防のため集合形式の贈呈式をオンライン贈呈式に変えて実施
令和4年
(2022)
1.10
学術研究奨励金の応募申請を新たに導入した電子研究助成システムにて受付開始
7.8
研究助成金の年間支給額が初めて1億円を上回る
令和5年
(2023)
3.22
第27回評議員会において、評議員会長石毛直道の任期満了に伴い、谷口直之(大阪国際がんセンター研究所長)を会長に選任
3.22
第72回理事会において、理事長今関博の任期満了に伴い、羽田正(東京大学特任教授・東京カレッジ長)を理事長に選任